あっちこっち ぐるぐる

本や漫画を読んで感じたこと、日々の出来事などを綴っています。

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ちゃっぴ

Author:ちゃっぴ
ジャンルを問わず、漫画から小説まで何でも読みます。我が家の蔵書は3000冊ほど。お気に入りの作家さんの著書は全部集める癖のため、本は増える一方です(笑)

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『切羽へ』 井上荒野

かつて炭鉱で栄えた離島で、小学校の養護教諭であるセイは、
画家の夫と暮らしている。

奔放な同僚の女教師、島の主のような老婆、無邪気な子供たち。
平穏で満ち足りた日々。ある日新任教師として赴任してきた石和
の存在が、セイの心を揺さぶる。

彼に惹かれていく―夫を愛しているのに。
もうその先がない「切羽」へ向かって。

直木賞を受賞した繊細で官能的な大人のための恋愛長編。
内容(「BOOK」データベースより)





第139回(平成20年度上半期) 直木賞受賞作品。


タイトルの「切羽」は「きりは」と読む意味の方らしい。
「せっぱ」の方だと思っていた。

「きりは」とは、トンネル工事などの掘削現場のこと。
向こう側とつながってしまえば、なくなってしまう所。

主人公セイが、気付かないように気付かないように、誤魔化して
いる自分の気持ちと、そのギリギリの感じを掛けたのでしょうか?

何となく、もやっとした感じの残る作品でした。
本当のところは見ないように、気付かないように振舞うセイの
状況は、分からなくもないのだけど・・・

セイは本当に石和先生に惹かれていたんだろうか?
私には、夫・陽介に対する気持ちの方がハッキリしてるように
感じられて、気になる存在としての石和は分かるけど、そちらは
あまりに曖昧で、行間を読むにしても、どうなんだろう?と思った。

何もなかったとは思わない。けれど、惹かれているほどなんだろうか?



あぁ~人はこうして本当のところは見ないようにしているんだな。と
妙なところで感心した。言おうとして言わないまま、セイの中に溜まっ
ていく言葉たち。

それはきっと、なくなることはなく、そっと心の奥深くに沈んでいく。
そして澱のように重なっていくんだろう。

私たちの中にも、吐き出されずに出口を失った言葉が積み重なっている
のかもしれない。

いつか、そっと取り出される時まで。
静かに。


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COMMENT▼

こんにちは

お久しぶりです^^

「切羽」をちゃっぴさんと同じタイミングで読んでいた様で、嬉しく思っています。
井上荒野は、読んだ後にはぐらかされた気持ちを必ず感じる作家さんです。
言いたいことの何分の一かは、胸の内に残している気がしますね。

読むにはとても楽しいですが、この人の夫にはなりたくないぞと、女なのに思ってしまいます(笑)
なんか複雑そうで怖いんです。

ごろちゃんさん

こんにちは~

おぉ~、ごろちゃんさんも読まれたところだったのですね。
嬉しい偶然です♪♪

井上荒野さんの書く女は、何となく生々しい感がありませんか?
モヤッとした感じが分かるからこそ、気持ち悪い感じがして
しまうのは私だけでしょうか?

でも、嫌いじゃないです(笑)

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